無理のないコンクールへの「声かけ」

コンクールへの「声かけ」どうしてる?

先日コンクール対策のための講座をさせていただいた際に参加者の先生から出た質問です。

「どうしたら無理なくスムーズにコンクールへの参加を誘導できるか。」というもの。確かにコンクールに参加したことのない方にはコンクールとはどのようなものか・・・。

想像も出来ないものだと思います。また、コンクールも今でこそ様々なレベルのものが沢山ありますが、私が小さい頃は選ばれた優秀な子、将来音楽の道に進む子、など趣味の習い事としてピアノを弾いている子とは無縁のものだと思っていました。

急に勧められたらご家族が不安になるのも無理はないでしょうね。

現在私の教室では約8割の生徒さんがコンクールに対して前向きで経験を積んでいます。今日はそんな中で培ったコンクールへの無理のない「声かけ」をお話しします。

ここでまず、コンクールに対して保護者・生徒が何を不安に思うのかお話しします。

 

コンクールが不安な3つの事

●自分が(子どもが)参加できるレベルなのか。

●参加に当たってトータルどのくらいの出費になるのか。

●現在の練習時間で大丈夫なのか。

 

保護者が聞きにくい事もあります。最低でもこの3つは納得が出来るように初めにこちらから説明してあげてください。コンクールは生徒・保護者・講師の三者一体となって取り組むものです。

いくら生徒が頑張っていても出資者の保護者が納得していなければ良い方向には向かいません。また、生徒の普段の生活状況も事前に把握しておき(その他の習い事の時間など)今プラスどの位練習時間が取れそうか、現状がいっぱいいっぱいの練習時間なのか。

金銭的な面でもそれぞれのご家庭に無理のない範囲で提案するように心がけてください。これによってそれぞれの生徒に勧めるコンクールを見極めて声かけしてあげましょう。

講師自身が一つのコンクールに固執しない

コンクールには講師自身にも目標があるはずです。「このコンクールで○○賞をとらせたい!」そんな風に向上心を持って取り組むのは良い事だと思います。

ただ、それを生徒の目標にすり替えてしまってはいけません。講師が一つのコンクールに固執して自分の目標を生徒に押し付けるのではなく、生徒自身が活躍できるコンクールをちゃんと勧めてあげましょう。

まずは講師がきちんとコンクールについてのレベルや趣旨を理解するように念入りに下調べしておきましょう。無理をさせて挫折感だけが残るようなコンクールへの参加にならないようにコンクール選びも大切な講師の務めです。

 

講師の目標・生徒の目標

コンクールに参加するとどのようなメリットがあるのかそれぞれの先生がコンクール参加させる上で軸にしている事をお話ししてあげてください。

もしも「他の先生もコンクールに参加させてるし…。」なんて安易な考えであれば、まず講師自身が何のために参加させるのか、ちゃんと自分自身の講師としての目標・目的を明確に、軸がぶれないようにしておきましょう。

コンクールに対しての講師の軸は人それぞれであって良いものだと思います。私が今ここで、こうだからこうです!というものではありません。このような軸も含め、それぞれのお教室のカラーが出来てくるのです。

そして生徒にとっての目標・目的も明確に。それぞれの生徒にとって今必要な目的・目標を一緒に考えてあげましょう。

まずこういった事を明確にしておくこと保護者への声かけにも説得力が出てきます。

コンクール参加に上手く繋げるために

これは私が実践している先ほど紹介した●自分が(子どもが)参加できるレベルなのか。この部分を不安を取り除いてあげる方法です。

この生徒にこのコンクールはどうかな?という時点で課題曲をレッスンに取り入れます。そして一通り弾けた所でコンクールについて生徒と保護者にお話しします。すでに譜読みが済んでいるという時点でレベルに対しての不安がかなり軽減されます。

例えば「今年でなくてもこのくらいのレベルだから来年参加してみない?」と無理なく声かけするのも良いと思います。しかし子どもって案外出来ていることに対しては前向きで「出てみたい!」とワクワクしてくれる事が多いんです。

そんな姿を見ると保護者も一緒にやる気になってくれるものです。

また、普段の課題の中から参加できるような自由曲を選択出来るコンクールもよく活用しています。

 

保護者との連携

ここまでお話しした中で十分お分かりになったと思いますが保護者の協力なしでは(特に小さな生徒は)コンクールへ挑戦するのは大変難しいのです。

出来るだけ普段のレッスンから付き添いや連絡をこまめにとるように心がけておく必要があります。どのようなものであっても講師と保護者の間に信頼関係が出来ていれば声かけをした時点での不安も随分変わってきます。

以上今後生徒をコンクールに参加させたいと考えている先生の参考になれば嬉しいです。

 

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